越前市: 大瀧神社・岡太神社

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概要・歴史・観光・見所
大瀧神社・岡太神社(越前市)概要: 大瀧神社の創建は推古天皇の御代(592〜638年)、御宇大伴連大瀧が勧請したのが始まりと伝えられています。養老3年(719)、平泉寺白山神社(勝山市、当時は平泉寺)を開いた泰澄大師は、この地を訪れ十一面観世音菩薩を本地とする大瀧寺を開山し大瀧神社の別当としました。元正天皇が大病を患った際、大瀧神社で平癒の祈願を行と見事念願成就した事から「日本第一大瀧権現」の勅額を賜り、以来、歴代越後国司や守護、領主などから崇敬庇護の対象となりました。中世に入ると大瀧寺(大瀧神社)は平泉寺(平泉寺白山神社)の末寺となり、白山信仰の拠点の1つとして社運が隆盛し境内には七堂伽藍が建ち並び48坊、社僧700余名を抱える大社となりました。南北朝の動乱や天正年間(1572〜1592年)の織田信長家臣滝川一益の越前侵攻などの兵火で度々衰退の危機が訪れますが、越前守護である朝倉孝景(本拠:一乗谷)や丹羽長秀(織田信長、豊臣秀吉家臣、123万石の大大名)、結城秀康(徳川家康2男、福井藩の藩祖67万石)をはじめとする歴代福井藩(藩庁:福井城)の藩主が庇護し社領の寄進や社殿の造営、改修が行われその都度再興しています。大瀧児神社は古くから神仏習合し江戸時代までは大瀧児権現や小白山大明神などと称してしましたが明治時代初頭に発令された神仏分離令により仏式が廃され、大瀧児神社に改称、さらに明治8年(1875)に現在の社号である大瀧神社に改称し郷社に列し、昭和3年(1928)には県社に昇格しています。

又、大瀧児神社の境内社である岡太神社は紙の神様である川上御前(岡太大神)を祀る神社で創建年は大瀧神社を上回る雄略天皇の御代(457〜479年)とされ延長5年(927)に編纂された延喜式神名帳に式内社として記載されました。特に大滝地区周辺には越前和紙を生業とした集落が点在していた為、古くから信仰されてきました。当初は岡本川上に鎮座していましたが延元2年(1337)の兵火で社殿が焼失すると大瀧神社の相殿に合祀され、その後も全国紙業界の総鎮守として信仰を集めました。大瀧神社の社殿がある境内を下宮というのに対し、背後にある権現山(標高:323m)は山自体が御神体として信仰されていた山で山頂付近にには大瀧神社奥の院や岡太神社本殿、八幡宮本殿が並び立ち上宮と呼ばれています。

現在の大瀧神社社殿は天保14年(1843)に再建されたもので拝殿は入母屋、向拝一唐破造、檜皮葺、本殿は大型一間社流造、檜皮葺、拝殿と本殿が一体化した複合社殿で形容のしようがない独特の屋根形状で建物全体に施されている彫刻も精緻かつ華麗な秀作とされ昭和59年(1984)に国指定重要文化財に指定されています。大瀧神社は現在でも神仏習合の名残を残す神社で神事が行われる一方で式年大祭・(本開帳)や御神忌(中開帳)、法華八講など仏式の行事が行われ木造虚空蔵菩薩像や木造十一面観音坐像といった仏像も所持しています。祭神は大瀧神社:国常立尊、伊弉那諾尊、伊弉那美尊・岡太神社:川上御前(岡太大神)。

大瀧神社・岡太神社の文化財
 ・ 大瀧神社社殿(下宮)−天保14年−複合社殿−国指定重要文化財
 ・ 大瀧神社・岡太神社例祭−福井県指定無形民俗文化財
 ・ 大瀧神社の大スギ−樹高約23m、幹周7.1m−福井県指定天然記念物
 ・ 大瀧神社のゼンマイ桜−樹高約23m、幹周4.8m−福井県指定天然記念物
 ・ 大瀧神社の社叢林−目通2m以上のものが100本−福井県指定天然記念物
 ・ 木造虚空蔵菩薩像−平安時代−越前市指定文化財
 ・ 木造十一面観音坐像−平安時代−越前市指定文化財
 ・ 岡太神社本殿(上宮)−江戸時代初期−越前市指定文化財
 ・ 大瀧神社奥の院(上宮)−江戸時代中期−越前市指定文化財

大瀧神社・岡太神社
大瀧神社・岡太神社
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