龍双ヶ滝(池田町)概要: 龍双ヶ滝は部子川と稗田川の合流地点にある高さ60m、幅20mの滝です。龍双ヶ滝の名称の由来は諸説あり、伝説によると昔、龍双坊という修行僧が近くにある寺院に住んでいてこの滝で修行していた際、三国湊に托鉢用の鉄鉢が流れ着き、全く動かなくなった事から、鉢に米を入れると不思議と鉄鉢が動き出し龍双坊の手元に戻ったとそうです。
龍双坊の姿を見る人が居なくなると、不思議と滝壺に一匹の龍が住み着くようになり、大旱魃が起きると雨を降らせながら昇天しました。住民達は降雨に御利益があるとして、旱魃が起きると滝の近くにある霊石の周り雨乞いの祈祷をするようになり、何時しか龍は龍双坊の化身と悟り「龍双ヶ滝」と呼ばれるようになったそうです。
龍双ヶ滝:上空画像
又、別の伝説によると滝の中間で二股に分かれている事から、双竜(2匹の龍)が滝登りしているような姿と見立て「龍双ヶ滝」と呼ばれるようになったとも云われています。
龍双ヶ滝は平成2年(1990)に福井県唯一の日本の滝百選(環境庁(現・環境省)と林野庁の後援のもと、緑の文明学会、グリーンルネッサンス、緑の地球防衛基金の3団体が選定)に選定され、昭和52年(1977)に池田町指定名勝に指定されています。
龍双ヶ滝から数キロ下流には甌穴群(池田町指定名勝)があります。
龍双ヶ滝:周辺駐車場マップ
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