御所・安養寺(一乗谷朝倉氏遺跡)概要: 安養寺の創建は文明5年(1473)、朝倉敏景がこの地に開いたが始まりと伝えられています。安養寺は当時一乗谷で一番格式の高い寺院とされ、真盛上人の説法や、清原宜賢の大学や中庸を講義した寺院としても知られています。永禄10年(1567)、後の室町幕府15代将軍足利義昭が朝倉氏を頼り一乗谷に身を寄せると屋敷が建てられ御所と呼ばれるようになりました。
天正元年(1573)、朝倉氏が織田信長により滅亡させられると一乗谷も壊滅、安養寺も焼失したと思われます。天正3年(1575)、北の庄城の城主となった柴田勝家により北の庄城下に移され再興、江戸時代に入ると福井藩藩主松平家から帰依され寺運が隆盛します。
御所・安養寺:上空画像
|