蓮華寺(小浜市)概要: 蓮華寺の創建は室町時代の享徳年間(1452〜1455年)に開かれたのが始まりと伝えられています(又は奈良時代に行基菩薩によって創建)。
寺宝である銅造薬師如来立像は、若狭国一宮である若狭彦神社の本地仏として宝治2年(1248)に製作されたもので、像高:50.9cm、背面には「若狭国一宮本地宝治二年戊申六月日」の銘、明治時代初頭に発令された神仏分離令により若狭彦神社の仏式が廃され、当寺に移されました。当地方最古の金銅仏として貴重な存在で大正10年(1921)に国指定重要文化財に指定されています。
本尊の木造阿弥陀如来坐像と脇侍の観音菩薩像と勢至菩薩像は鎌倉時代初期に制作されたもので小浜市指定文化財に指定されています。
境内近くに移された銅鐘は、元々若狭彦神社の境内にあったものですが銅造薬師如来立像と同様に神仏分離令により集落で管理することになりこの地に移されました。銅鐘は暦應4年(1341)に鋳造されたもので青銅製、高さ105cm、平成12年(2000)福井県指定文化財に指定されています。宗派:曹洞宗。本尊:阿弥陀如来。
蓮華寺:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 郷土資料事典-ふるさとの文化遺産-福井県-出版元:株式会社人文社
・ 現地案内板-福井県教育委員会
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