長楽寺(おおい町)概要: 慶松山長楽寺は福井県大飯郡おおい町大島日角浜に境内を構えている高野山真言宗の寺院です。長楽寺は用明天皇の時代(585〜587年)に創建された古寺で現在でも数多くの寺宝を所有しています。中でも平安時代後期に製作された木造阿弥陀如来座像(桧材、寄木造、漆塗金箔、像高215.7cm)、木造多聞天立像(桧材、寄木造、彩色、像高167.3cm)が昭和25年(1950)に国指定重要文化財に指定されています。木造広目天立像(平安時代:12世紀)、木造増長天立像(平安時代:12世紀)、木造持国天立像(平安時代:12世紀)、木造観音菩薩立像(平安時代:12世紀)、木造延命地蔵尊像(平安時代:12世紀)がおおい町指定文化財にそれぞれ指定されています。
長楽寺観音堂は江戸時代後期に造営されたもので、木造平屋建て、宝形造、桟瓦葺き、桁行3間、張間3間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ、腰壁は板張り、おおい町に残る数少ない江戸時代の御堂建築の遺構として貴重な事から平成7年(1995)におおい町指定文化財(建造物)に指定されています。山号:慶松山。宗派:高野山真言宗。本尊:阿弥陀如来。
長楽寺:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 郷土資料事典-ふるさとの文化遺産-福井県-出版元:株式会社人文社
・ 現地案内板-おおい町教育委員会・おおい町文化財保護委員会他
|
|