日野宮神社(池田町)概要: 日野宮神社は福井県今立郡池田町常安に鎮座している神社です。日野宮神社の創建は欽明天皇15年(554)、臘嘴鳥皇子(欽明天皇第三皇子)が勅命により勧請したのが始まりと伝えられています。
臘嘴鳥皇子は佐飛、和田、恩地の三臣を従え、大きな被害をもたらせた狼を岩窟に封じこめ日野宮神社を建立しその霊を鎮めたそうです。狼を封じ込めた岩窟に奥殿が建立されているそうですが、その位置は宮司しかおらず、その宮司も例祭である「狼祭り」の時に限り祭祀が行い、その際は村中明かりを消し外に出ることが禁じられ位置が分からないようにしたと云われています。
現在は宮司の後継者が無く奥宮の位置や祭祀の方法が伝えられていないそうです。日野宮神社の社宝には奈良時代に製作された伯牙禅琴鏡が文部省認定重要美術品に、鬼神面が池田町指定文化財に、鎌倉時代から南北朝時代に製作された狛犬(一対)が池田町指定文化財にそれぞれ指定されています。
日野宮神社拝殿は木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺、妻入、間口3間、奥行き4間、外壁は真壁造り板張り。祭神:天照皇大神、誉田別尊、臘嘴鳥皇子、皇子御母岐多志媛。
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日野宮神社:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-池田町
・ 現地案内板-池田町教育員会
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