吉崎東別院(あわら市)概要: 東本願寺吉崎別院の創建は慶長7年(1602)、本願寺が東西2つの分派に分かれた際、吉崎でも分派し、東本願寺派(大谷派)の寺院として彦作・重兵衛が開基したのが始まりと伝えられています。当初は吉崎御坊の旧跡に境内を構えようと福井藩(藩庁:福井城)に打診しましたが、西本願寺が強固に反対した為、福井藩は幕府に裁定を仰ぎ、結局、東本願寺、西本願寺共に吉崎御坊の旧跡に境内を構える事は許されなかった事から麓に本堂が造営されました。
現在の吉崎東別院本堂は延享4年(1747)に再建された建物で、入母屋、桟瓦葺、平入、桁行7間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ。鐘楼は寛政3年(1791)に建てられた古建築で入母屋、桟瓦葺、高欄、袴腰付。山門は入母屋、桟瓦葺き、一間一戸、四脚門。庫裏の屋根には太鼓楼が設えられ城郭の天守閣風な印象を受けます。寺宝として親鸞等身像や教如裏書蓮如自画像などを所有しています。宗派:真宗大谷派。
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吉崎東別院:上空画像
【 参考:サイト 】
・ 公式ホームページ
【 参考:文献等 】
・ 郷土資料事典-ふるさとの文化遺産-福井県-出版元:株式会社人文社
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