あわら市概要: あわら市の中心部である金津は古くから北陸道と竹田川の交差する交通の要衝で、室町時代にはすでに宿場町(金津宿)として成立していました。江戸時代に入り北陸街道が整備され、竹田川の舟運が盛んになると商業都市として大きく発展し、福井藩も重要視し金津奉行を配し行政的にも周辺の中心地となります。
宿場には駅馬30頭が整備され旅籠60軒、揚屋20軒、遊女持7軒を数え定期市も行われ、金津橋周辺は、禁令を伝える制札場があるなど九頭竜川以北の宿場町では最も大きく重要な宿場町となりました。
吉崎地区には室町時代浄土真宗の中興の祖である蓮如上人が一時滞在した場所で、蓮如上人縁の寺院による門前町が開かれ多くの道場が設けられました。一向一揆の際は拠点の1つとなり、越前守護の朝倉氏と対立し多くの堂宇が焼き討ちにあっています。
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