美浜町(歴史)概要: 美浜町は国吉城の城下町を起源としてきた町で、天正11年(1583)に豊臣方の木村重滋が城主になると丹後街道を城下に取り込み、街道沿いに周辺の集落から民衆を集め現在の美浜町佐柿の原形となりました。この地は越前国の国境に近い軍事的要衝で、慶長5年(1600)、小浜藩主となった京極高次は東西約23m、南北約13mの関所を設け周囲には高さ約1.2mの土塁で囲みました。寛永11年(1634)に酒井忠勝が小浜藩主に就任すると国吉城は廃城となりますが、この地の重要性は失われず城の麓には佐柿町奉行所が設けられ、当地方の軍事、行政、経済の中心に位置付けられました。
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