永平寺町(歴史)概要: 永平寺町は古くから開かれた地域の1つで4世紀半ばに築造された手操ヶ城山古墳(全長128、4m:前方後円墳)は北陸地方第2位を誇ります。平安時代末期には芝原庄や志比庄といった荘園が成立し、寛元元年(1243)には志比庄の地頭職であった波多野義重が道元禅師を招き吉峰寺を開山、翌寛元2年(1244)に後の永平寺である大佛寺を開山します。
永平寺は曹洞宗の総本山として広く信仰を広め、境内の前には多くの宗徒が集まり門前町が形成され、周囲にも大きな影響力を持ちました。その為、度々戦乱に巻き込まれ何度も焼失しています。
江戸時代に入ると当初は福井藩に属しますが正保2年(1645)、3代藩主松平忠昌が長男昌勝を5万石で分封させ松岡藩が立藩します。
松岡の地は城下町として整備され周辺の行政、経済の中心地として発展しましたが、宗昌の代に本藩である福井藩の藩主を継いだ為、享保6年(1721)に松岡藩は廃藩となります。その後は福井藩領となり金津奉行支配下に入り明治維新を迎えます。
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