柴神社(永平寺町)概要: 柴神社は福井県吉田郡永平寺町松岡春日3丁目に鎮座している神社です。柴神社の創建は養老元年(717)に勧請されたのが始まりと伝えられています。旧社地は松岡古墳群に隣接していて何らかの関係があったかも知れません。延長5年(927)に編纂された延喜式神名帳に記載されている式内社として広く知られた存在で芝原周辺の総社として信仰を広めました。
歴代領主からも崇敬され、一向一揆で社殿が焼失すると当時の北ノ庄領主(北ノ庄城の城主)堀秀治が再建し、江戸時代に入ると松岡藩が立藩し、陣屋が境内に接すると現在地に遷座させられますが社殿は2代藩主である松平昌平が造営し社領も50石を安堵しています。
別当には宝泉院(吉祥院)が当り、春日信仰が合祀され春日神社などと呼ばれていましたが、明治時代初頭に発令された神仏分離令により仏式が廃され、社号も旧名称である柴神社に戻しています。境内には秋田県にある大湯環状列石を思わせるストーンサークルがあり古代からの司祭場のような印象を受けます。
柴神社拝殿は木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺き、平入、桁行4間、正面1間向拝付き。本殿は入母屋、銅板葺き、妻入り。神門は切妻、桟瓦葺き、一間一戸、薬医門。祭神:天兒屋根命、武甕槌命、齋主命、姫大神。配祀:上柴神。
柴神社:上空画像
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