鯖江市(歴史)概要: 鯖江市は古くから開けていた地域で5世紀には円墳としては福井県最大規模の兜山古墳(直径約70m、高さ約7m、幅約17mの周溝、墓域直径約90m、二段築成)が築かれています。
中世に入ると流罪で越後に向かう途中の親鸞がこの地を訪れ道場を開いています。その後、道場は誠照寺となり周囲に影響力を及ぼす程に寺運が隆盛し前面には門前町が形成されました。
江戸時代に入ると鯖江市は天領、福井藩、小浜藩領により分割されていましたが、正保2年(1645)に松平昌親(昌明)が2万5千石を福井藩から分与され、領地の統合を図り慶安元年(1648)に吉江藩が立藩します。
吉江藩では江戸時代に活躍した文学者近松門左衛門などを排出しましたが延宝2年(1674)、昌親(昌明)が福井藩主を継ぐことになると廃藩となりました。
享保5年(1720)、間部詮言が村上藩(新潟県村上市)から5万石で移され鯖江藩を立藩、5万石ながら当初は築城許可が下りず、代官所のあった旧地に陣屋を設けました。以来、藩主は間部家が世襲し城下町の整備や領内の開発などを行い現在の鯖江市の礎を築きました。
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