春日神社(鯖江市)概要: 春日神社は福井県鯖江市鳥井町に鎮座している神社です。春日神社の創建は崇神天皇の御代、大彦命が軍神武經二神の分霊を勧請し、当地方を治めたのが始まりと伝えられています。
延長5年(927)に編纂された延喜式神名帳に記載されている式内社、大山御板神社(比定)、近郊15ヶ村の総社として広く信仰され、平安時代後期の治暦4年(1068)に藤原隆家が天児屋根命・比淘蜷_を勧請合祀して現在の社号である春日神社に改称しています。
南北朝動乱の延元年間(1336〜1339年)と戦国時代の天正年間(1573〜1593年)の兵火により社殿が焼失し一時衰退しましたが、江戸時代初期の慶長18年(1613)に再建されています(覆屋は宝暦4年:1754年建築)。
現在の春日神社本殿は再建当時のものと推定される建物で三間社流造、こけら葺、桁行4m、側面梁行2.55m、向拝1.43m、組物や彫刻、工法など江戸時代初期の神社本殿建築のを伝える貴重なものとして昭和53年(1978)に国指定重要文化財に指定されています。
春日神社拝殿に安置されている狛犬(1対)は室町時代に制作されたもので阿形像高:54.5cm、吽形像高54.3cm、桧材、一木造、平成9年(1997)に鯖江市指定文化財に指定されています。祭神:武甕槌神、經津主神、天兒屋根神、比淘蜷_。
春日神社:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 重要文化財指定記念碑-氏子一同
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