鯖江市: 舟津神社

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概要・歴史・観光・見所
舟津神社(鯖江市)概要: 舟津神社は福井県鯖江市舟津町1丁目に鎮座している神社です。舟津神社の創建は崇神天皇10年(紀元前87年)、四道将軍の1人大彦命が逢山(王山)の峰に猿田彦命の分霊を勧請したのが始まりと伝えられています。伝承によると大彦命が北陸平定の為に当地を船で当地を訪れた際、塩垂の長と呼ばれる長老の導きにより無事、船を着ける事が出来ました(地名「舟津」の由来)。さらに、敵の陣形を探る為に王山(逢山、大山、岱山)に登ると、再び長老にあった事から猿田彦命の化身と悟り、改めて神として祀り戦勝祈願すると、敵軍に佐波矢(鯖矢)が降り注ぎ見事勝利を収めたと伝えられています。舟津神社の旧境内地である王山周辺には約40基程の古墳が見つかっており、当時の豪族から見ると王山は聖地と見なされ、そこに鎮座する舟津神社は信仰の対象になっていたと思われます。その後、成務天皇4年(134)に市入姫が勅命を受け大彦命の分霊を勧請し、山頂の神社を上宮大山御板神社、下宮を舟津神社とし、継体天皇元年(507)には社殿の再建が行われました。

天元年間(978〜983年)に下宮(舟津神社)が火災により焼失すると上宮の境内に小宮が造営され遷座しましたが、寛仁3年(1019)に、その下宮が再び焼失し以後、上宮に合祀され、応永23年(1416)に下宮の社殿が再建されると上宮、下宮の同殿となります。舟津神社は貞観元年(859)に神位正一位に列し、延長5年(927)に編纂された延喜式上名帳に記載されている式内社として広く信仰され、中世には越前の歴代守護である斯波氏や朝倉氏(本拠:一乗谷)から崇敬された事で社運も隆盛、しかし、天正4年(1576)に北庄城の城主柴田勝家により社領が没収され衰微しました。

江戸時代に入ると舟津神社は鯖江藩の産土神、歴代藩主間部家の祈願所として崇敬庇護され、社領の寄進や社殿の造営が行われ藩内でも有数の神社として信仰されました。寛保2年(1742)に現在地に遷座し、安永3年(1774)には鯖江藩主間部詮茂により赤鳥居が奉納されています。明治時代初頭に発令された神仏分離令を経て、明治8年(1875)に県社に列しています。

現在の舟津神社本殿は文政3年(1820)に再建されたもので、五間社流造、こけら葺き、桁行5間、梁間4間、正面3間向拝付、棟札2枚の他に450点に及ぶ再建修理関係文書が伝存するなど歴史的背景や意匠を含めて貴重な事から平成14年(2002)に福井県指定文化財に指定されています。舟津神社大鳥居は寛政12年(1800)に建立されたもので、欅材、高さ6.5m、柱間4.77m、板葺、意匠に優れ江戸時代後期の木造鳥居の遺構として貴重な事から昭和61年(1986)に福井県指定文化財に指定されています。舟津神社赤鳥居は安永3年(1774)に建てられたもので、高さ4.2m、柱間3.4m、棟梁竹内次郎兵衛、意匠に優れ江戸時代中期の木造鳥居の遺構として貴重な事から平成10年(1998)に福井県指定文化財に指定されています。

舟津神社は社宝が多く、舟津神社神輿、木造獅子頭、木造獅子頭、木造獅子頭、木造猿田彦面、能面茗荷悪尉が鯖江市指定有形文化財に、舟津神社の社叢は鯖江市指定天然記念物に、太皷樽、算額(文化6年:1809年、縦35.2cm、横60.6cm)、算額(安政2年:1855年、縦71.8cm、横140.9cm)、算額(文政7年:1824年、縦51.0cm、横97.0cm※大塩八幡宮の影響有)が貴重な事から鯖江市指定有形民俗文化財にそれぞれ指定されています。祭神:大彦命 猿田彦命。配祀:孝元天皇、素佐嗚命。例祭:9月20日。

舟津神社:写真

舟津神社境内正面に設けられた大鳥居と石造社号標と石燈篭
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舟津神社参道沿いに設けられた石鳥居と燈篭と神橋 舟津神社参道にある木製大鳥居(福井県指定文化財)と石燈篭 舟津神社境内に設けられている手水舎と手水鉢 舟津神社境内にある木製赤鳥居(福井県指定文化財)と玉垣と提灯
舟津神社参道石畳みから見た本殿正面 舟津神社本殿と正面に建立された石造狛犬 舟津神社境内に設けられている神楽殿 舟津神社の神輿(鯖江市指定有形文化財)が収蔵されている神輿舎


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