三之宮(平泉寺白山神社)概要: 平泉寺白山神社の本殿右手のさらに奥まった所に鎮座しています。拝殿前までの参道とは趣きが異なり、細く苔むした石段が続き両脇には杉の大木が聳えています。三之宮は古くから安産の守護神として信仰されていた神社で、昔から安産のお守りとして岩田帯を領布しています。 祭神は栲幡千々姫尊(古事記では高皇産霊神(高木神)の娘。日本書紀では思兼命の妹、又は高皇産霊神の子の児火之戸幡姫の子)。
社殿は安土桃山時代の慶長2年(1597)に造営され明治22年(1889)に改築したもので、一間社流造、桧皮葺、平入、正面1間軒唐破風向拝付。三之宮の境内からさらに奥には白山山頂に続く白山禅定道が(越前禅定道)延びています。白山禅定道は越前馬場(平泉寺白山神社)を拠点として信仰した白山信仰の信者や参拝者が白山山頂を目指す登拝道で、歴史的に貴重な存在で平成8年(1996)に歴史の道100選に選定されています。
三之宮:上空画像
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