拝殿(平泉寺白山神社)概要: 平泉寺白山神社拝殿は安政6年(1859)に再建されたもので、寄棟、金属板葺、平入、桁行4間、梁間3間、外壁は真壁造り、素木板張り、華美な彫刻や組物などが見られず落ち着いた建物です。正面には「中宮平泉寺」の額は一品天真親王が筆したものと云われるもので神仏習合の名残が見られます。内部には福井藩主松平家から奉納された絵馬などが掲げられ特に寛永6年(1629)に福井藩3代藩主松平忠昌が奉納した絵馬(繋馬図)は勝山市指定有形文化財に指定されています(慶長3年:1598年に奉納された絵馬が最古で、合計16枚が昭和54年(1979)に勝山市指定文化財に指定されています)。
元々は桁行45間(約83m)という拝殿建築としては日本最大級の規模を誇りましたが天正2年(1574)の兵火により焼失し、現在の拝殿を取り囲むように巨大な礎石が点在しています。
拝殿:上空画像
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