越前松島(東尋坊)概要: 越前松島は越前加賀海岸国定公園内(越前海岸)にある海岸で東尋坊や雄島に囲まれた景勝地です。宮城県にある日本三景の1つ松島に似て柱状節理の小島や松が美しいことから越前松島と呼ばれています。
東尋坊の断崖絶壁とは異なり海食による奇岩、奇形が多く独特の景観が見られ、新生代新第三紀中新世(約1200〜1300万年前)に形成された玄武岩質安山岩が柱状節理を作り上げています。
又、越前松島の景観は信仰の対象にもなり、「聖り穴」には丸岡藩(藩庁:丸岡城)の藩主本多飛騨守が寄進した観音堂が建立され、漁業や廻船関係者から崇敬され、「観音洞」では観音菩薩が祀られています。越前松島の洞窟には多くの土器や貝殻、人骨などが発見され縄文時代から弥生時代にかけての横穴住居跡ともいわれています。
越前松島:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 郷土資料事典-ふるさとの文化遺産-福井県-出版元:株式会社人文社
・ 現地案内板
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