八王子社(越前町)概要: 八王子社は福井県丹生郡越前町上糸生(旧丹生郡朝日町上糸生)に境内を構えている神社です。八王子社は案内板によると「 当社は、「神社明細帳」にみられる清水神社にあたる。文政7(1823)年に芦田久兵衛知景らによって建てられた。
明治43年7月に上糸生地区の6集落の氏神が八幡神社(上糸生)に合祀された際、清水地区民は薬師如来像を差し出したが、お宮は地区の氏神として当地に残したといわれている。
八王子社の神殿は、桁行3間、梁間3間で、正面に1間の向拝が付き、背面に半間幅の祭壇部が張り出している。屋根は入母屋造、茅葺、平側に入り口をもつ平入の建築である。 朝日町教育委員会 」とあります。
八王子社社殿は文政7年(1823)に建てられたもので、当時は神仏習合していた為、奥1間分は寺院の内陣を模したように床を上げ、さらに奥には本地仏が安置されていたと思われる厨子が置かれています。八王子社社殿は江戸時代後期に建てられた茅葺の社殿建築の遺構として貴重な事から越前町指定文化財に指定されています。祭神は判りませんでしたが、社号から8柱の神々が祭られていると思われます。
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八王子社:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-朝日町教育委員会
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