三宅区火の見櫓(若狭町)概要: 三宅区火の見櫓は福井県三方上中郡若狭町三宅に位置しています。三宅区火の見櫓は江戸時代後期に建てられたと推定される建物で、木造平屋建て、切妻、桟瓦葺、桁行3間、梁間3間、建築面積41uの愛宕地蔵堂の屋根に火の見櫓を設けた独特の形状を持っています。
櫓部は切妻、桟瓦葺き、袴腰付、櫓には南側の妻面から梯子を利用し登ることが出来、上部には梵鐘が備え付けられています。
愛宕地蔵は火防に御利益がある愛宕神の神仏習合の名残と思われ民俗的にも興味深い建物です。隣接する倉庫は昭和前期に建てられたもので、木造平屋建て、切妻、桟瓦葺き、建築面積40u。三宅区火の見櫓と倉庫は、「国土の歴史的景観に寄与しているもの」との登録基準を満たしている事から平成10年(1998)に国登録有形文化財に指定されています。
三宅区火の見櫓:上空画像
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