旧成器堂講堂(勝山市)概要: 旧成器堂講堂は江戸時代後期の弘化年間(1844〜1847年)に勝山城外に創設された勝山藩の藩校である成器堂の講堂として建てられた建物です。
明治時代に入り勝山藩が廃藩となり、学校制度が執行されると成器小学校に引き継がれましたが、校舎の改築に伴い明治44年(1911)に神明神社の社務所として移築されました。
旧成器堂講堂(神明神社社務所)は木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺き、外壁は真壁造り、下部は押縁下見板張り、上部は白漆喰で仕上げられ、瓦には藩主の家紋である三蓋菱が掲げられています。旧成器堂講堂は数少ない藩校成器堂の遺構として貴重な存在で外観はほぼ当時の姿を留めていることから昭和47年(1972)に勝山市指定文化財に指定されています。
旧成器堂講堂:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-勝山市教育委員会
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