名 称 | 場 所 | 内 容 |
・羽賀寺 | ・福井県 ・小浜市 | ・霊亀2年(716)、元正天皇の勅願により行基菩薩が創建したと伝わる寺院です。本尊である木造十一面観音菩薩立像は元正天皇の御影を模したものとされ国指定重要文化財に指定されています。中世に入ると、十三湊(青森県五所川原市)に本拠を持ち海運により日本海沿岸に大きな影響力を持った安東氏(秋田氏)が庇護し大旦那として堂宇の営繕工事を行っています。現在残されている本堂も安東氏が大きく関わった建物で国指定重要文化財に指定されています。 |
・妙楽寺 | ・福井県 ・小浜市 | ・養老3年(719)に行基菩薩が若狭地方を巡錫で訪れた際、本尊となる二十四面千手千眼観音像を彫刻し霊地と思われる岩窟内に安置したと伝えられています。その後、延歴16年(797)に弘法大師空海が訪れた際、寺院として境内が整備されたそうです。 |
・小野寺 | ・福井県 ・小浜市 | ・小野寺は奈良時代の養老元年(717)に行基菩薩が巡錫で当地を訪れた際、自ら彫刻した薬師如来像を安置したのが始まりと伝えられています。
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・神通寺 | ・福井県 ・小浜市 | ・和銅6年(713)、行基菩薩が若狭彦神社と若狭姫神社を参拝に訪れた際、開かれたのが始まりと伝えられています。
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・成願寺 | ・福井県 ・若狭町 | ・和銅5年(712)、行基菩薩によって開かれたのが始まりと伝えられています。 |
・正楽寺 | ・福井県 ・高浜町 | ・天平宝字8年(764)、行基菩薩が当地に訪れた際、山中で得た霊木から本尊となる聖観世音菩薩を彫刻し一宇を設けて安置したと伝えられています。※一般的に行基の没年は天平21年(749)2月2日とされる為、正楽寺の創建年には既に没していた事になります。 |
・宝楽寺 | ・福井県 ・おおい町 | ・神護景雲年間(767〜770年)、当地を巡錫で訪れた行基菩薩が自ら聖観音像を彫刻し安置したのが始まりと伝えられています。 |
・帆山寺 | ・福井県 ・越前市 | ・定居元年(611)、天竺婆羅双樹の霊木が日本海の浜辺に流れ着き、白鳳10年(670)に長谷寺の十一面観音像、白鳳23年(693)に興福寺南円堂の不空羂索像が彫刻され、残された僅かな霊木を和銅7年(714)に泰澄大師が千手観音像を彫刻しました。聖暦元年(729)、聖武天皇の勅願により帆山寺が創建され、本尊として泰澄大師が彫刻した千手観音像を勧請、天平勝宝元年(755)に行基菩薩が招かれ供養が行われたと伝えられています。※一般的に行基の没年は天平21年(749)2月2日とされる為、行基が供養した年には既に没していた事になります。
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