福井県・泰澄大師:縁の社寺

福井県:歴史・観光・見所(ホーム)>泰澄大師

神社・寺院:一覧

名 称
場 所
内   容
・越知山・福井県
・福井市
・越前町
・越前五山。伝承によると、泰澄大師が幼少時(14歳)に霊夢で十一面観音から御告げを受け、それに従い修行を行ったと伝えられています。厳しい修行は青年(36歳)になるまで続けられたとされ、北陸地方最古の霊場とも云われています。越知山に鎮座している越知神社は養老2年(718)に大師が山頂に社殿を造営し、自ら彫刻した仏像を安置したそうです。
・日野山・福井県
・越前市
・越前五山。伝承によると養老2年(718)に泰澄大師により開山されたと伝えられています。往時は山頂に大師が彫刻した観音菩薩像、文殊菩薩像、不動明王像をそれぞれ祭った三社が鎮座していたそうです。
・文殊山・福井県
・福井市
・越前五山。伝承によると養老元年(717)に泰澄大師により開山されたと伝えられています。
・吉野ヶ岳・福井県
・永平寺町
・越前五山。伝承によると泰澄大師により開山されたと伝えられています。山頂付近に鎮座している蔵王大権現は泰澄大師入寂の日と伝わる4月18日には御神体である蔵王権現像、聖観世音菩薩像、多聞天像が御開帳されます。鳥居前に生える杉の大木は「泰澄木」と呼ばれているそうです。
・白山・福井県
・勝山市
・越前五山。伝承によると養老元年(717)に泰澄大師により開山されたと伝えられています。
泰澄寺・福井県
・福井市
・伝承によると養老元年(717)、泰澄大師が両親の為に、大師の生誕地に一宇を設けたのが始まりと伝えられています。
・糸崎寺・福井県
・福井市
・伝承によると養老3年(719)、泰澄大師により開かれたのが始まりと伝えられています。
・豊原寺・福井県
・板井市
・白山豊原寺縁起によると大宝2年(702)、泰澄大師が豊原八社権現を勧請、自ら本尊となる十一面観音菩薩像を彫刻し、一宇を設けて安置したのが始まりと伝えられています。戦国時代に織田信長軍から焼き討ちとなり廃寺に追い込まれ、その後再興されるも明治の神仏分離と廃仏毀釈運動の激化により廃寺となっています。
・千手寺・福井県
・板井市
・伝承によると泰澄大師が創建した多門院千手寺という大寺院があり往時は十二坊を擁していたそうですが、南北朝の動乱の兵火により衰退したそうです。
大谷寺・福井県
・越前町
・伝承によると持統天皇6年(692)、泰澄大師が修行していた際、越知山の地主神の本地仏である大聖不動明王像を彫刻し一宇を設けて安置したのが始まりと伝えられています。大師は多くの霊山を開山した後、天平宝宇2年(758)に帰山、神護景雲元年(767)に大谷寺で遷化したとされます。
平泉寺白山神社・福井県
・勝山市
・伝承によると養老元年(717)、泰澄大師が白山に登拝を試み当地を訪れた際、白山神が出現し「神明遊止の地」である事を告げた事から霊地と悟り創建したのが始まりと伝えられています。
・福通寺・福井県
・越前町
・伝承によると養老元年(717)、泰澄大師が巡錫で当地を訪れると辺りに妖気が漂っていました。大師は不思議に思い村人に尋ねると里山に悪鬼が巣くい度々村に悪事を働くので退治して欲しいと懇願されました。大師は山中に入り込むと悪鬼退散の祈祷を21日間を続け漸く念願成就し一本の霊木を得ました。大師は仏意の感謝と悪鬼封じ、村の安寧を祈念して一刀三礼で千手観音菩薩像、正観世音菩薩像、稲荷神像、八幡神像を彫刻し一宇を設けて安置したのが始まりと伝えられています。
・大カツラ・福井県
・大野市
・伝承によると養老元年(717)、泰澄大師が白山登拝で当地を訪れた際、空腹を覚えた為に食事を採りました。大師が去り際に食事で使った箸を地面に突き刺すと、不思議と先端から根が生えたと伝えられています。
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名 称
場 所
内   容
天徳寺・福井県
・若狭町
・伝承によると養老年間(717〜724年)、泰澄大師が彫刻した馬頭観世音菩薩像を宝篋ケ嶽の岩窟に安置したのが始まりと伝えられています。
称念寺・福井県
・坂井市
・伝承によると養老5年(721)、元正天皇の勅願により泰澄大師が阿弥陀堂を造営したと伝えられています。
・荒島岳・福井県
・大野市
・荒島岳(標高1523m、別称:大野富士、日本百名山)は伝承によると泰澄大師により開かれたのが始まりと伝えられています。
・刈込池・福井県
・大野市
・伝承によると白山に巣くう大蛇を泰澄大師が池に封印したと伝えられています。名称は大蛇を刈って池に込めた(封印した)伝説が由来となっています。
・独鈷水・福井県
・福井市
・伝承によると、泰澄大師が越知山で修行している際、独鈷で岩を穿つと法力により清水が滾々と湧き出たと伝えられています。
岡太神社・福井県
・越前市
・伝承によると養老2年(718)、泰澄大師が「玉穂の宮」に入った際、本地仏を勧請し白山三社大権現神社に社号を改めたと伝えられています。
吉峰寺・福井県
・永平寺町
・伝承によると奈良時代に泰澄大師によって開山されたと伝わる寺院です。鎌倉時代には永平寺を開いた道元禅師が修行した事でも知られています。
岩屋観音・福井県
・勝山市
・伝承によると、前身寺院である霊厳寺は泰澄大師によって開山されたと伝えられています。明治時代の神仏分離令後は衰退したようです。
大瀧神社・福井県
・越前市
・大滝町
・伝承によると養老3年(719)、泰澄大師が大瀧神社を訪れ際、紫雲に導かれ霊木を発見、そこから白山を遥拝し祈祷を行うと国常立尊の化身である童子が出現しました。大師は童子の御告げに従い十一面観世音菩薩を勧請すると別当寺院となる大瀧寺を創建したと伝えられています。
谷田寺・福井県
・小浜市
・谷田部
・伝承によると養老5年(721)、泰澄大師が熊野日吉金峰山から御告げを受け、それに従い本尊となる千手観音菩薩を彫刻し谷田寺を創建したと伝えられています。
一乗滝・福井県
・福井市
・伝承によると養老元年(717)、泰澄大師が一乗滝を訪れた際に滝の上流に小白山大権現を勧請し滝水山浄教寺を開山したと伝えられています。
爪割滝・福井県
・若狭町
・伝承によると天竺より飛来した八大龍王が養老年間に泰澄大師が彫刻した馬頭観音菩薩に感銘を受け清水を授けたと伝えられています。
大安禅寺・福井県
・福井市
・田ノ谷町
・大安禅寺の前身寺院である竜王山田谷寺は泰澄大師によって開山されたと伝えられています。最盛期には四八坊を擁する大寺院だったとされますが戦国時代の織田信長軍の兵火により衰退しました。
弁財天白龍王・福井県
・永平寺町
・伝承によると泰澄大師が創建した平泉寺白山神社の末寺が設けられた際、勧請されたと伝えられています。
瑞源寺・福井県
・福井市
・伝承によると天平2年(758)、修験道の高僧として知られる泰澄大師によって開かれたのが始まりと伝えられています。
中山寺・福井県
・高浜町
・伝承によると天平8年(736)、聖武天皇の勅願で泰澄大師が開山したのが始まりと伝えられています。
馬居寺・福井県
・高浜町
・伝承によると天平13年(741)、泰澄大師が馬居寺を訪れた際、自ら馬頭観音像を彫刻して安置したと伝えられています。
金前寺・福井県
・敦賀市
・伝承によると天平8年(736)、聖武天皇の勅願で泰澄大師が十一面観音菩薩像を彫刻し一宇を設けて安置したのが始まりと伝えられています。
・樺八幡神社・福井県
・福井市
・伝承によると養老3年(719)、又は天平7年(736)に泰澄大師によって勧請されたと伝えられています。ただし詳細は不詳。
・三里山・福井県
・鯖江市
・伝承によると泰澄大師によって開かれた霊山とされ、山中にある帝釈社、医王山薬師堂などは大師と縁があるとされます。
・松龍寺・福井県
・あわら市
・伝承によると養老年間(717〜724年)に泰澄大師が帝釈天を祀ったのが始まりと伝えられています。
・白山神社・福井県
・勝山市
・大矢谷白山神社の社殿を覆うようにそそり立つ大岩にある岩窟は伝承によると泰澄大師が身を休めた所と伝えられています。
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※ 「泰澄大師:縁の社寺」は「郷土資料辞典」、「日本の城下町」、「観光パンフレット」、「観光地案内板」、「関係HP」等を参考にさせていただいています。リンクはフリーですが画像や文章等のコピーは行わないでください。※プライバシーポリシーはこちらです。