南越前町: 慈眼寺

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概要・歴史・観光・見所

慈眼寺(南越前町)概要: 慈眼寺は福井県南条郡南越前町小倉谷慈眼寺に境内を構えています。慈眼寺の創建は室町時代の嘉慶元年(1387)、天真自性禅師が開山したのが始まりと伝えられています。歴代領主から帰依されたことで寺運が隆盛し、天真派の根本道場として最盛期には境内に七堂伽藍が建ち並び塔頭17ヶ寺、全国の末寺は1200ヶ寺を数えたそうです。中世は越前国守護職を担った朝倉氏(本拠:一乗谷)に庇護され朝倉孝景と朝倉景高との対立の際には慈眼寺は孝景方に与し孝景を匿ったと伝えられています。朝倉景恒は織田と朝倉家との戦いに嫌気をさし、再び僧籍に戻り慈眼寺に入り、後年は永平寺の僧侶になったそうです。

朝倉家が織田信長の侵攻により滅亡に追い込まれると、当地は織田家の家臣である府中三人衆(不破光治・佐々成政・前田利家)が支配し、連名で寺領21石が安堵されています。

江戸時代後期の安政年間(1854〜1860年)の火災により多くの堂宇、寺宝、記録などが焼失し当時の様子が一変しましたが本堂や庫裏などは順次再建されました。

山門は切妻、桟瓦葺き、一間一戸、薬医門、正面には「越藩古禅林」の額が揚げられています。宗派:曹洞宗。本尊:十一面観世音菩薩。

【 参考:文献等 】
・ 郷土資料事典-ふるさとの文化遺産-福井県-出版元:株式会社人文社
・ 現地案内板-慈眼寺

慈眼寺:写真

慈眼寺
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