南専寺(大野市)概要: 南専寺は福井県大野市下唯野に境内を構えている浄土真宗本願寺派の寺院です。南専寺の創建は室町時代の文明7年(1475)頃に開山したのが始まりとされます。当初は瑞泉寺(富山県南砺市井波)の支坊の一寺でしたが文亀3年(1503)に寺院として昇格し南専寺を号するようになり、江戸時代初期に現在地に境内を移しました。南専寺の山門は元々永平寺の勅使門だったと伝えられています。建築年代は不詳ですが棟木の墨書には寛文12年(1672)の銘が残され、棟札には安永9年(1780)となっています。形式は四脚の向唐門で正面2.72m、側面2.26m、銅板葺き、繊細な彫刻が随所に施され永平寺の宮大工が手掛けたと言われています。本堂背後にある庭園は江戸時代中期に作庭されたと推定される築山式池泉回遊式庭園で山門とともに平成25年(2013)に福井県指定有形文化財に指定されています。本堂は木造平屋建て、平屋建て、入母屋、桟瓦葺き、平入、桁行8間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ。山号:杉谷山。宗派:浄土真宗本願寺派。本尊:阿弥陀如来。
南専寺:上空画像
唐門を簡単に説明した動画
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-南越文化財研究協議会
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