真乗寺(大野市)概要: 真乗寺は福井県大野市中丁に境内を構えている単立(浄土真宗)の寺院です。真乗寺の創建は室町時代の文明18年(1486)、蓮如上人の法弟浄西が開いたのが始まりと伝えられています。
大野藩主土井氏が休憩するなど藩主縁の寺院で大野城の不明門を移築した山門の懸魚には土井家家紋六本杓が掲げられています。
真乗寺山門は切妻、桟瓦葺、一間一戸、大野城の数少ない遺構として貴重な事から平成22年(2010)に大野市指定文化財に指定されています。寺宝である絹本伝親鸞聖人筆十字名号は昭和42年(1967)に大野市指定文化財(書籍)に指定されています。
古文書も多く残され方便法身尊像裏書(永正2年)や真乗寺縁起記(明暦3年)、木仏・寺号免許状(宝暦4年)、十字名号略縁記、真乗寺歴代住職などを所有しています。本堂は木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺き、平入、桁行7間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造白漆喰仕上げ。山号:養仙山。宗派:単立(浄土真宗)。本尊:阿弥陀如来。
真乗寺:上空画像
薬医門を簡単に説明した動画
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-大野市教育委員会
・ 現地案内板(縁起)-真乗寺
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