火産霊神社(福井市)概要: 火産霊神社は福井市手寄1丁目に鎮座している神社です。火産霊神社の創建は慶長6年(1601)結城秀康が福井(北の庄城)移封の際、結城城(茨城県結城市)在城時代崇敬していた遠州秋葉神社(静岡県浜松市天竜区春野町領家)の分霊を勧請したのが始まりと伝えられています。
以来、歴代福井藩(藩庁:福井城)の藩主松平家の祈願所として庇護され領内唯一の防火の神として広く信仰されました。
火伏に御利益がある火産霊神社
当初は豊島下町にあり秋葉神社と称していましたが明治5年(1872)に火産霊神社に改称し、戦後に現在地に遷座しています。例祭(毎年:5月24日)で300年以上も続けられている「馬鹿ばやし」は福井県指定無形民俗文化財に指定されています。
拝殿は昭和38年(1963)に造営されたもので、木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺き、平入、桁行6間、正面1間唐破風向拝付き。本殿は昭和28年(1953)に造営されたもので、一間社春日造、銅板葺き。祭神:火産霊大神。
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火産霊神社:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 郷土資料事典-ふるさとの文化遺産-福井県-出版元:株式会社人文社
・ 現地案内板-うらが町づくり旭地区委員会
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