権現神社(熊川宿)概要: 権現神社は熊川宿の民家敷地の裏側に鎮座しています。 熊川宿では古くから火災が多く特に17世紀から18世紀にかけては15回の大火があり火事に弱い茅葺屋根の町屋が多かった事から全ての家屋が全焼することもあったそうです。そこで熊川宿上ノ町では白い石が出現すると決まって火事が発生するとの伝承から、白い石を御神体として信仰の対象としました。現在では火災と水難に御利益があるとされ住民からも「権現さん」と愛称で呼ばれ火防水雨神社として親しまれ篤く祀られています。
又、若狭街道(鯖街道)の街道筋にある「子守り岩」は子供達がこの大きな岩で滑り台代わりや飛んだり、跳ねたりよく遊ぶものの、権現神社の御利益で怪我をしないと云われています。社殿は一間社切妻造り、桟瓦葺、妻入、外壁は素木板張り。
権現神社:上空画像
|