坂井市: 妙海寺

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概要・歴史・観光・見所

妙海寺(坂井市)概要: 妙海寺は福井県坂井市三国町山王2丁目妙海寺に境内を構えている日蓮宗の寺院です。重光山妙海寺は室町時代後期の享禄元年(1528)に真言宗として開かれた寺院で、境内は南北朝時代に三國湊城が築かれた要地だったとされます。妙海寺の境内には哥川の句碑「奥底の知れぬ寒さや海の音」が建立されています。哥川の本名は豊田屋歌川で三国の遊女(三国町の荒町屋の抱え遊女はせ川)であると共に優れた俳人でもあり江戸時代中期から後期にかけて活躍し数多くの作品を残し、後年は出家して滝谷寺の境内に小庵を設けて滝谷尼と名乗ったと伝えられています。

妙海寺山門は宝形屋根、桟瓦葺、一間一戸、四脚楼門、形式が珍しい鐘楼門で印象的で、本堂は宝形造り、桟瓦葺、正面1間向拝付、外壁は真壁造白漆喰仕上げ。妙海寺は往時、神仏習合していたようで、守護神だったと思われる河濯神社には瀬織津姫が祀られています。

境内に建立されている石造千手観音菩薩立像は権律師宗音泉蔵坊が願主となり天正16年(1588)3月18日に奉納されたもので像高137cm、幅64.5cm、礫凝灰岩(笏谷石)製、安土桃山時代に製作された意匠的にも優れた石像として貴重な事から昭和43年7月22日に坂井市指定文化財(彫刻)に指定されています。山号:重光山。宗派:日蓮宗。本尊:十界曼陀羅。

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妙海寺
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