宮橋(大虫神社)概要: 当橋は大正8年(1919)に大虫神社(崇神天皇7年創建、旧名神大社、旧県社)の宮橋(神橋)として建造されたものです。宮橋は長さ約7.5m、高さ約3.5m、幅員3.1m、高欄付、石造(大虫町内の石小地係産。
石の選定には7年の歳月を要して、凍結や雪害に耐えるものを選び抜いたとされ、現在はやや黄色や橙色に色づき郷愁を感じさせてくれます)、布積(方形に整形した石材を横目地が通るように積み上げる積み方)、江戸切ビシャン叩仕上げ(縁を欠き取り中央を高くしビシャンを叩いて仕上げたもの)、単アーチ橋(直径約3.7m、半円アーチ)で形状から「大虫神社の眼鏡橋」との異名があります。
宮橋は福井県内の大正時代に作られた数少ない石造アーチ橋の遺構として貴重な存在で、当時の精緻な石造技術が見られ歴史ある大虫神社の参道の風景に良く溶け込む意匠である事から「国土の歴史的景観に寄与しているもの」との登録基準を満たし、平成13年(2001)に国登録有形文化財に登録されています。
宮橋:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-越前市教育委員会
・ 現地案内板-大虫神社
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