大井百貨店(越前市)概要: 大井百貨店は福井県越前市元町に位置している近代建築です。大井百貨店は昭和7年(1932)頃に建てられたコンクリート3階建て陸屋根、地下一階、間口8.7m、奥行28m、建築面積239uの建物です。
正面2階の大きなアーチが特徴で、柱の上部にはコリント風の装飾が施され、屋上パラペットにも蛇腹状の意匠が見られます。開口部は縦長の形状のものが採用され、柱を外壁側に設けて真壁風にしている為、垂直性を強調した意匠になっています。
昭和初期に建てられたコンクリート造の商業建築として貴重存在で、「国土の歴史的景観に寄与しているもの」との登録基準を満たしている事から平成25年(2013)に国登録有形文化財に登録されています。
大井百貨店:上空画像
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