本隆寺(敦賀市)概要: 本隆寺は敦賀半島がある福井県敦賀市色浜に境内を構えています。本隆寺は当初金泉寺と称し禅宗の寺院でしたが、応永33年(1426)に日隆上人がこの地を訪れ再興に尽力したことで、村人達が心を打たれ日蓮宗に改宗し寺号を本隆寺に改めたと伝えられています。
元禄2年(1689)、松尾芭蕉は奥の細道の行脚の際、西行法師の"ますほの小貝"の歌が有名な色ヶ浜を訪れ本隆寺で宿泊しました。
そこで芭蕉は本隆寺の事を"侘びしき法華寺(本隆寺)"と評し、境内には芭蕉句碑が建立されています。本隆寺の寺宝である正平丁酉年銘(延文2年:正平12年:1357年)の銅製の鰐口が平成26年(2014)に福井県指定文化財に指定されています。
本堂は木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺き、妻入り、桁行3間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ。宗派:法華宗。本尊:大曼荼羅。
本隆寺:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 郷土資料事典-ふるさとの文化遺産-福井県-出版元:株式会社人文社
・ 現地案内板-本隆寺
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